
「じゃがいも」の原産地は南米アンデスからメキシコにかかる高原地帯(海抜5,000~3,000m)ペルーからチリにかけての地域は世界三大穀物の一つであるトウモロコシの原産地でもあります。じゃがいもは紀元後500年頃から栽培され、世界遺産である空中都市マチュ・ピチュの段々畑でもじゃがいもを栽培し、インカ帝国の重要な食料源となっていたのです。

食料としての普及は、深刻な食糧飢饉に悩むドイツのフリードリヒ大王が、「じゃがいも」の生産性に目をつけて栽培を奨励することで、大きな広がりを生むこととなります。
じゃがいも日本へ

「じゃがいも」の本格的な栽培は北海道へと移ることとなります。
北海道では宝永3年(1706年)に栽培が記録されていますが、本格的な栽培は明治以降になります。北海道開拓史によって、アメリカ・ドイツ・イギリスから「じゃがいも」が北海道へ導入されると、高原地帯の原産であることからも伺えるように、北海道の気候・風土に適合し、大々的に栽培・定着し、今では広大なじゃがいも畑は北海道の代表的な風景とまでなっています。
「じゃがいも」は世界中に約2,000の品種があると言われていますが、現在、日本で栽培されているのは、その中の約20品種程度です。
1908年(明治41年)に函館ドック、当時の専務取締役である川田龍吉男爵が、イギリスのサットン商会から購入して試作をさせた中の『アイリッシュ・コブラー』という品種が広がり、後に川田男爵に、ちなんで『男爵芋』と呼ばれるようになったそうです。
この川田男爵は、非常に新しいもの好きで、彼の農場ではドイツ製の化学肥料や、アメリカ製の農機具を使うなどし、日本で最初に自動車を購入して函館で乗っていたそうです。その自動車は現在も、函館のお隣、北斗市の『男爵記念館』で展示されているようです。当時の言葉を用いるならば、とても『ハイカラな人』だったと言われています。
ジャガイモには意外とビタミンCがたくさん含まれていて、ホウレンソウやミカンと同じ位です。しかも、ジャガイモの中のビタミンCは、でんぷんに守られて加熱しても壊れにくいそうです。ビタミンCの働きは風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があります。おいしいのがうれしいですね。
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