今日「ナンバン!やったーナンバン」と話しています。中間テストの順位を言い合っているのかと思いきや、今日は「南蛮漬け」シリーズの料理だからみたいです。

「南蛮」の意味を知っておきましょう。
「蛮」という語は『日本書紀』の時代には、朝鮮半島南部の未開地や薩摩の西の五色島、薩摩七島、琉球を指す語として用いられました。16世紀にポルトガルとスペインがインドから東南アジアの一部に植民地を得て、交易圏を日本にまで伸ばしてきたため、これらの諸国と日本との南蛮貿易が始まると、貿易によってもたらされた文物を「南蛮」「南蛮渡来」などと呼ぶようになったのが起源です。やがて異国風で物珍しい文物を指す語となり、後の「舶来」と同じような意味で使われるようになった。これと同時に、南蛮人(なんばんじん)は主に南欧系の西洋人を指す語に転じたようです。
料理に置き換えると、南蛮の国ポルトガルから伝わった料理としての南蛮料理、後世にオランダの影響を受けた紅毛料理や、中華料理、さらにはヨーロッパ人が船でたどったマカオやマラッカやインドの料理の影響までを含む、幅広い西洋料理の意味で使われてきたものだということがわかりました。
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