2019年2月18日月曜日

今日のランチメニューは?焼肉は何処の料理?

今日の作陽定食は、「焼肉風とほうれん草の卵とじとツナとブロッコリーのオーロラソース和え」でした。みんな大好きな焼肉。作陽定食でも常連のメニューです。七輪や鉄板で直火で焼くスタイルではありませんが、元気が出るメニューです。
「おいしいくて白飯に合うので、ご飯をお替りしたくなります」だとか、「ジュージュー焼きながら食べるスタイルならもっと盛り上がるのになぁー」との声。



さて、焼肉とは、何料理?西欧料理?朝鮮料理?はたまた日本料理?
日本人の大好物である焼肉ですが、戦前の日本人はあまりお肉を食べませんでした。江戸時代以前であれば、薬の変わりに食べるくらいでした。明治になって、欧米から肉食文化が入ってきます。そのときもほとんどの日本人は肉食に抵抗があったようです。明治から現代にかけて、日本料理として作られた肉料理としては、有名なものとして牛鍋から発達した『すき焼き』『とんかつ』、あるいは『しゃぶしゃぶ』、他には『肉じゃが』などがあります。お肉を直火で焼く料理がないということに気が付きます。昔話でも『たぬき汁』は出てきますが『たぬき焼き』は出てきません。また、内蔵料理のことを臓物(ぞうもつ)から「モツ」と呼びますが、日本では「モツ焼き」よりも「モツの煮込み」のほうが一般に広く食されているようです。
このように、日本ではお肉は「焼く」よりも「煮る」ほうが一般的で、お肉を直火で焼く『焼肉』が日本の人々に広まるのは戦後になってからのことなのです。。
『焼肉』とは、いわゆる日本各地にある『焼肉店』で売られている網で焼きタレをつけて食べること。これは、戦後になって日本に広まりました。この料理を広めたのは戦前戦後に日本にやってきた在日の韓国・朝鮮の人たちです。ただタレを付けて食べる『焼肉』は、朝鮮半島にはない料理法でした。在日韓国・朝鮮の人たちが、日本でタレをつける方法を作り出した、日本生まれの料理なのです。よって韓国には「プルコギ」では、日本からやってきたタレをつける焼肉を『日式焼肉』といいます。
厳密にいえば、焼肉は日本料理と言っても過言ではありません。
「焼肉」のスタイルで、韓国と日本の違いは、お肉は日本では牛肉がメイン、韓国では豚肉が中心。焼き方は、韓国ではお店の人が焼いてくれますが、日本ではお客が自ら焼くやり方。お肉のサイズは韓国だと大きくて、ハサミなどで切りますが、日本はひとくちサイズに切ってあるなど、いろいろと違いがあります。
 ランチ中も気を抜かず、違いのわかる作陽生に、私はなりたい。

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