番外編 8/13~8/15お盆の準備はいかがですか?
~今日のまんぷく食堂情報~
盂蘭盆会(うらぼんえ)。
盂蘭盆とは、古いインドの言葉「ウラバンナ」の音訳
先祖の霊が一年に一度家に帰ってくるといわれており、その霊を迎え、安らかに成仏してほしいという祈りと、生前のご恩に対する感謝の気持ちを込めて供養します。
今の自分があるのは先祖のおかげと感謝供養する行事として行われています。
お盆の前日までに、先祖の霊を迎える準備をします。
さて、まんぷく食堂的なお話し。
お盆では亡くなった人や先祖をお迎えする意味があるため、お供えが必要です。
精進料理は僧侶特有の食事で、動物性の食材やにおいの強い食材を使わないのが特徴です。
どうして精進料理なのかというと、仏教では「五戒」という教えにより生き物の殺生を禁止しているからです。その考えにのっとり、霊を供養し感謝する意味も込めて、精進料理を食べるのです。
お盆にお供えする食べ物は?
そうめん
そうめんをお供えする理由は、七夕に由来しているといわれます。
精霊馬(きゅうりとなす)
精霊馬とは、きゅうりやなすなどを使って作るお供え飾りです。お供えが終わったら、昔は、川に流したり燃やしたりしていたようですが、現在はできません。
おはぎ
おはぎはお彼岸にお供えすることが多いですが、実はお盆の時期もお供えとして使われるケースがあります。小豆には魔除けの効果があるといわれており、もち米には五穀豊穣を願う意味があるようです。
団子
団子には2種類あり、迎え団子と送り団子があります。迎え団子とは、先祖を迎える際にお供えするものです。帰ってくるまでの道中の疲れを癒してもらうために、あん団子にしたりみたらし団子にしたりします。送り団子は、あの世に戻る際のお土産としての役割があるため、白い団子をお供えするのが一般的です。
天ぷら
信州や東北では、お盆に天ぷらをお供えする風習があります。はっきりした由来は不明ですが、お供えする精進料理では野菜がたくさん使うため、野菜中心の天ぷらを家族や親戚にたくさんふるまったことから来ているという説があります。天ぷらは、そうめんと一緒に食べる地域もあります。
うなぎ
仏教の教えからいえば、うなぎは殺生にあたるためNGですが、亡くなった人がうなぎが好きだった場合は、お供えとして使う場合があるでしょう。お盆の時期は、土用丑の日を連想しやすいときでもあり、またお盆は夏の暑い時期なので、帰省した家族の夏バテ防止や疲労回復、エネルギー補給の役割としてもおすすめです。
各自、各地域で、風習の違いはあるようですが、先祖の霊が一年に一度家に帰ってくる霊を迎え、安らかに成仏してほしいという祈りと、生前のご恩に対する感謝の気持ちを込めて供養してみてはいかがでしょうか。合掌
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